マスクの穴の大きさはウイルスの50倍?感染症拡大を止める方法

マスクの穴の大きさはウイルスの50倍?感染症拡大を止める方法 [感染症] All About

 

マスクで感染症予防はできる?
飛沫飛び散りには有効・ウイルスにはほぼ効果なし

マスクの穴は意外と大きい! ウイルス・菌・花粉のサイズとの比較

マスクの穴とウイルス・細菌の大きさの比較

直径5μm以上のものの侵入を防げるマスクでも、0.02~0.1μmのウイルスには効果を発揮できません


薬局などで売られている「サージカルマスク」は、直径5μmまでの粒子を除去することができます。では、ウイルス、細菌、花粉は大体どれくらいのサイズでしょうか?

  • ウイルス 0.02~0.1μm
  • 細菌 1μm
  • 花粉 20~40μm

マスクの穴の大きさは、最も大きなウイルスと比較してもその約50倍ほどの大きさです。運よくマスクにひっかかって防御できることの方が稀だということは、すぐにイメージできるでしょう。このことからも、マスクの予防効果は過信するべきではないのです。
 

家庭内に感染者がいる場合は、手洗いとマスクで予防効果UP?

一方で、家庭内でインフルエンザが発症した場合、36時間以内に手洗いとマスクを併用するとインフルエンザの家族への感染率が低下した、という報告があります。マスクの予防効果がどれくらい寄与したかは不明ですが、マスクと手洗いをどちらも実践したのがよかったのでしょう。マスクでウイルスの侵入を防ぐことはできなくても、マスクをしていることで、看病中にウイルスがついてしまった手で、自分の口や鼻に直接触ってしまうことが防げ、結果的に感染率を下げたことも考えられます。