ワクチンで「コロナ感染」(イギリス)

 モデルナ社のコロナワクチン治験で20%に重い副作用が出たのには驚きましたが、二つの大学がワクチン開発を競っているイギリスでも、とんでもない事態になっているようです。以下デーリーメールの記事https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-8331709/Oxford-coronavirus-vaccine-does-not-stop-infection-experts-warn.html?eType=EmailBlastContent&eId=dfb3488e-b7b2-4c78-94fb-6ad6adb2f25e 

治験のサル、すべてがコロナ感染  オックスフォードワクチンに疑念高まる

  • ワクチンを接種した6匹のアカゲザルは、今もCovid-19に感染
  • これらの動物はウイルスを拡散した可能性があると警告されていた
  • ックスフォード大学はすでにヒトの治験を行っている
  • インペリアル大学は2021年以前にワクチンができる可能性は低いと警告

 オックスフォード大が開発中のコロナワクチンは人々の感染を防げないかもしれない…動物実験の結果、6匹のアカゲザルすべてがコロナウイルスに感染したことを受けて、学者らはこのように警告した。…これは大爆弾だった。

 元ハーバード大医学部教授のハセルティン博士によれば、ワクチンを接種後、野生のウイルスにさらされたサルの鼻分泌物から採取したウイルスRNAの量は、非接種(感染)群と差はなかった――「いわば、ワクチン接種されたサルはすべて感染したのです」。 政府は致命的な病気の蔓延をくい止めるため、このワクチン(ChAdOx1 nCov-19)開発に約9千万ポンドをつぎ込んでおり、すでにヒトを対象に臨床試験が進行中だ。またオックスフォード大学とアストラゼネカは、9月までに数百万ショットのワクチンを提供するとの条項を盛り込んだ契約を発表している。

 この日、同じくコロナワクチンを開発中のインペリアルカレッジの教授は、「ワクチンは今年中に準備できそうもない」、「大臣は9月までに3000万回分のワクチンを望むと言っているが、『誤った期待』は持つべきではない」と述べた。

 

 

 インペリアル大は、コロナウイルスの遺伝物質(RNA)を接種し、それによって被験者の細胞でスパイクタンパク質を再生できるようにするという方式を試みている。接種された薬液内部のRNAが、被験者の血流に流れ込む。 一方、オックスフォード大学は、遺伝子工学を用いて、チンパンジーから採取したアデノウイルスを弱毒化し(人体では成長できないようにし)、さらに、コロナウイルスと同じようなスパイクタンパクを持つ構造にして、ワクチンを製造する。

 これらのワクチンは、免疫系を刺激することによってウイルスを攻撃するための特別な抗体を生成し、将来、実際のウイルスに感染しても病気から守ると考えられている。しかし上述のハセルティン博士は、 「このワクチンではウイルスに対する免疫がつかなかったことはあまりにも明らかで、それはどんなワクチンにとっても標準基準だ」。

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 そりゃあ大爆弾でしたね。抗体ー免疫とみなされているーができるどころか、ワクチンによって防げるはずのウイルスに感染し、周囲に感染を広げている…しかも、英国政府は、そんな状況にあるにもかかわらず、「このワクチンが最終的に成功したら、すぐにイギリス国民への接種を始める」準備を進め、さらに大金をつぎ込むとのこと。この記事の後半には、「イギリスは自国民をサポートするだけでなく、途上国に対し最も安価なワクチンを提供できるようにし、途上国の国民もサポートするのだ」だって!・・・ゲイツの人類総ワクチン戦略、そして英米の最大の外交目的は途上国の人口削減だということを痛感します。

 なお、この件に関しては少し前の情報http://www.ox.ac.uk/news/2020-04-23-oxford-covid-19-vaccine-begins-human-trial-stage

も補充しておきます。

 イギリスでヒトを対象にしたコロナワクチンの治験が始まったのは4月23日。「ランダム化比較試験」と言っていますが、対象郡に接種するプラセボは、生理食塩水ではなく、2015年に承認した「髄膜炎菌ワクチンMenACWY vaccine」です。その理由は、「食塩水は何の副作用も起こさないから」・・・つまり、「コロナワクチンでは副作用が出ると予想されるので、副作用が出た被験者は、自分がコロナワクチンを打たれたことに気づくから」「被験者は自分がどちらのワクチンを打たれたのかわかってはいけない」のだそう。意味不明。プラセボはそんなもんじゃないだろ~。

 しかも、ワクチン開発者たちは、被験者たちは、この治験の間にコロナ肺炎を起こすこと、それもかなり重篤になるかもしれないことも予想し、その際は治療することを約束しています(だから、採用したボランティアは18~55歳の健康な人だけ。老人は採用していない)。...新薬のボランティアとは、「害」を加えられても抵抗できないモルモットなんですね~~