止まらない出血にはカイエンペッパー

なかなか止まらない出血になるような事故に遭ったことがないので、一度しか使ったことはありませんが、確かに直に止まる!

 

基本的に、辛ーい唐辛子であればどの種類でもいいのですが、カイエンペッパー(かなり辛い)という唐辛子がメジャーです。

辛いものが好きな方は、台所にあるはずですね。

我が家でキムチを作る時には、普通の唐辛子にカイエンペッパーを少し入れることが多いのですが、カイエンペッパーを入れるとかなり辛いキムチになります。


さて、ここで前もって明確に言っておきたいのですが、大動脈を深く切って、ドクドクと脈を打ちながら、或は、ドバーーッ!プシューーッ!)と手に負えない程出血している場合は、緊急事態の大量出血ですので、直に救急車を呼んで下さいね。民間治療どころではありません。
ただ、救急車が来るまでにカイエンペッッパーを使って、布等で傷口を直接圧迫したり、止血点を抑えたりし、出来るだけ出血を最小限にするのはありだと思います。

あくまでも、あららー切っちゃった!出血がなかなか止まらないなぁ〜、ドクドクいってないから大丈夫だとは思うけど...というレベルの傷口に、こうゆう対処法もあるんだ〜、という感覚で呼んで下さいね。


やり方は簡単〜。(簡単過ぎてすみませ〜ん。)


カイエンペッパーの粉を傷口に直接付けるだけ。
ハイ、おしまい。


出来るだけ、傷口の中にも入るようにして下さい。

そして、可能であれば、傷口を心臓より高い位置に持って行く。(更に布等で傷口を直接圧迫しても良い。)
何も付けないよりは、びっくりする程、出血が早めに治まりますよ。

また、カイエンペッパーのある程度の殺菌効果で要らないばい菌が繁殖しにくく、ばい菌による感染&炎症予防にもなります。

出血が止まって、ある程度落ち着いたら、水で流しても構いません。
洗い流して、また新しくカイエンペッパーを付けても結構です。


しみるかどうかについて...

簡潔に言うと、

全くしみません。

「辛い=しみる」というイメージですが、辛いのは舌にとって辛いだけ。
舌の無い肌には大丈夫です。

でも、デリケートな部分のお肌であれば、要注意です。痛いかもしれません。

付けないほうが良い箇所もあります。
例えば、目の直ぐ近くとか、口の直ぐ近くとか。

そして、もちろん縫う必要があるぐらいの傷口であれば、塗ってもらいましょう。
(余談:傷の深さにもよりますが、クレイ、コロイダルシルバー、コンフリー軟膏、アロエ等を使って、縫わなくても大丈夫なケースも多いです。炎症は絶対に起こらないという自信のある方は、どうぞ〜。)
縫うと反って回復が遅くなるし、感染のリスクも増える(縫った箇所が新しい傷になるから)、という意見もあります。もちろん、感染を防ぐ為には食生活もそれなりの対策が必要になります。


私の持ち歩き用のファーストエイドキットにカイエンペッパーパウダーを入れたビニール袋がありますが、何でこんなのが入っているの?と良く聞かれます。
説明するとびっくりされることが多いです。

別に高価なものでもないし、軽いので、皆さんも是非ファーストエイドキットに入れてみて下さいね。


また、カイエンペッパーには出血を素早く止める、という効果以外にも素晴らしい効果が!

この2番目に紹介する効果は、人の命を助けるかもしれないものです!

それはなんと!

 

心臓発作や脳卒中!!

 

心臓発作や脳卒中では、必ずと言っていい程、前触れの症状がありますが、その時に、直にカイエンペッパーパウダーを舌の下に入れてあげるんです。
パウダーだと入れにくいから、液体を作って持ち歩く方もいます。(液体の作り方は簡単。アルコール度の高いお酒にカイエンペッパーパウダーを大量に入れ、2ヶ月間程放置して濾すだけ。)

私も以前、液体にしたものを持っていましたが、ある「間違い」が起こって以来、持たないようにしました。
それは、レスキューレメディー液が入っていた小さなガラス瓶にカイエンペッパーエキスを入れていたのですが、付けていたラベルが剥がれてしまい、レスキューレメディーだと思って、使ってしまったんです!辛かった〜!
レスキューレメディーのボトルをリサイクルしてしまった為、紛らわしくなったのが間違いでした...
ま、私の場合、液体でなくても、粉でもなんかなるでしょう、ということで今は粉だけです。
でも心臓発作等になるリスクの高い方、周りのご家族の方は、液体を作っておいて持ち歩くのが良いと思います。

胸を抑えて苦しそうにしている、顔が麻痺する(片方側が垂れ下がる)、言葉が出なくなる、体の片方に力が入らなくなる等々、兆候かな?と思ったら、直に行動を起こして下さい。早ければ早い程良いです。(本人が自分で飲むのは難しいので、周りの人が直に気付いてあげることが大事です。)
そして、もちろん直に病院でチェックしてもらうことも大事ですね。


もし、心臓発作や脳卒中でなかった場合は?

辛いだろーー!!と怒られるかも?笑

でも、辛くて死ぬ訳でもないですし、助けようと思って行なったことですし、もし本当にそうだった場合、命の恩人ですよ!
カイエンペッパーで助かったケースは非常に多いです。(Cayenne pepper for stroke等で調べると沢山情報が出てきます。)


何故カイエンペッパーが心臓発作や脳卒中を予防できるのか?

カイエンペッパーは口から摂取すると、強い抗凝血効果を発揮します。 
つまり、詰まっている血管を素早くサラサラにする効果が期待できる、という訳です。

肌で出血している場合は、血を止める効果があるけど、口から入るとその反対の効果、ということですね。とても面白い。

カイエンペッパーを頻繁に摂取することで、心臓発作や脳卒中の予防にも良いとされていますので、心当たりのある方は是非お試しあれ。

その他カイエンペッパーは、色々な使い道がありますが、今日はこれだけ。