エノキタケ:整腸作用、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞

■ エノキタケを食べると34%胃がんのリスクが減る研究結果
6日に放送された「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」(テレビ朝日)では、『この秋食べたい体に良い野菜ランキング』を発表。免疫が落ちる秋だからこそ栄養素がたっぷり食べたい秋野菜。そのひとつに「エノキタケ」がある。
 
エノキタケは血管疾患対策に期待されている野菜で、"キノコイトサン"が含まれ、キノコの細胞壁に含まれる特有の多糖類で、心筋梗塞などの予防にもなるとされ、悪玉コレステロールを減らす役割を果たしている。

 

『 胃がんのリスクが34%も減少! 』 
さらに、最新の研究では「胃がんのリスクが34%も減少」したとの報告があった。
エノキを週に3回以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べて「胃がんのリスクが34%も減少」したことが、国立がん研究センターと長野県農村工業研究所などの共同研究で、456人を対象に4年間かけて行った追跡調査した結果明らかになった。

 

■ エノキタケの効果を最大限高める調理法とは! 
しかし、期待される野菜でも、調理方法を間違っては栄養を摂取することができない。エノキの成分は水溶性のため、調理したときには汁ごと食べること。
 
また、栄養が細胞壁についているので、細かく刻んで食べれば栄養を損なわずに食べられるのが鉄則。他にも、食べた秋野菜として、脂肪肝対策にはレンコン、風邪対策、寿命が長くなるキクラゲ。
 
動脈硬化対策のタマネギ、食べ過ぎ対策で血糖値を下げる紫芋、桁違いの抗酸化力のあるブロッコリースプラウトが紹介された。

 

(1)内臓脂肪を落とす効果
エノキタケに含まれる「エノキタケリノール酸」という脂肪酸には内臓脂肪を落とす効果があります。

(2)脂肪の吸収を抑える効果
エノキタケには「キノコキトサン」という成分が含まれています。これらの成分が脂肪が腸内で吸収されるのを抑えてくれます。

(3)便秘解消効果
エノキタケは「食物繊維」が豊富に含まれており、何とキャベツの2倍以上です。また、「キノコキトサン」は腸の働きを促す作用が優れているため、便秘解消・改善効果が期待できます。

(4)美肌効果
エノキタケに含まれる「グアニル酸」という成分は、肌荒れの原因となる毒素も排出する働きがあるため、美肌効果も期待できます。